勝見明「石ころをダイヤに変える「キュレーション」の力」、潮出版社(2011)
お奨め度:★★★★1/2
facebook記事「21世紀に求められるビジネスの新発想」
今、もっとも注目されている思考方法「キュレーション」について、具体的なプロセスと、そのプロセスにより、iPad、キリンフリー、Wii、セブンイレブンなど、多くの事例の成功要因を分析した一冊。21世紀に求められるキュレーションについて、具体的なイメージを掴むことができる。
続きを読む "編集力によるイノベーション(ファンが選ぶビジネス書2012-2)" »
リチャード・ワトソン(北川知子訳)「減速思考 デジタル時代を賢く生き抜く知恵」、徳間書店(2011)
お奨め度:★★★★1/2
facebook記事:「思考の質を高める方法」
世界の動向を論じるウェブサイト「What's Next」の運営者リチャード・ワトソンの論説。情報洪水ともいえる社会の中で、どのように革新的な思考をし、イノベーションを生み出すかについて論じた本。伝説のレーサー、ジャッキー・スチュワートの言葉を借り、「勝ちたければスピードを落とせ」を主張し、その根拠、スピードを落とす方法について述べている。
続きを読む "勝ちたければスピードを落とせ(ファンが選ぶビジネス書2012-1)" »
トミタ・ジュン「「センスいいね!」と言われる人の思考術」、アチーブメント出版(2011)
お奨め度:★★★★★+α
※facebookページ記事「センスは天性ではなく思考技術」
「センス」というよく使うが、実体がよく分からないものについて、建築士であり、グラフィックデザイナーである著者が正体を明らかにし、センスいいと言われるようになるための方法を示した一冊。著者はセンスとは感性と理性の融合であるという。建築士とデザイナーの二面性がある著者ならではのものの見方ではないかと思う。
続きを読む "発想力を問われる時代は、頑張ったら負けだ(ファンが選ぶビジネス書25)" »
上田 比呂志「ディズニーと三越で学んできた日本人にしかできない「気づかい」の習慣」、クロスメディア・パブリッシング(2011)
お奨め度:★★★★
※facebook記事「要求を聞くのではなく、慮る」
老舗料亭・橘屋に生まれ、三越、ディズニーで働く経験を持つ著者が、「気づかい」をテーマに、「心」、「スキル」、「仕組み」のあり方をといた一冊。ベテランのコーチだけあって、ストレートに主張をするよりも、自分の経験、歴史的な薀蓄、ある場面で感じたこと、思ったことなどを紹介することにより、読者に気づきを与えるようなスタイルの本になっている。
続きを読む " 三つ心、六つ躾、九つ言葉、十二文、十五理で先決まる(ファンが選ぶビジネス書24)" »
ピーター・センゲ(枝廣 淳子、小田 理一郎、中小路 佳代子訳)「学習する組織――システム思考で未来を創造する」英治出版(2011)
お奨め度:★★★★★
facebook記事「不朽の名作」
ビジネス書の杜10年間でもっとも売れた書籍、ピーター・センゲのFifth Disciplineの第2版の邦訳。20年前に出版された第1版と較べると、より哲学的になり、より具体的になってきたような印象がある。第1版を読んだときには、かなり衝撃的だった。しかし、第2版を改めて読んでみると、断片的には常識だと思えるような部分が数多くあるのが印象的だった。この20年間のセンゲの活動の成果であり、マネジメントに対する常識の変化なのだろう。
続きを読む "学習する組織の5つのディシプリン(ファンが選ぶビジネス書17)" »

ドナ・ウォン(村井瑞枝訳)「ウォールストリート・ジャーナル式図解表現のルール」、かんき出版(2011)
お奨め度:★★★★★
ウォールストリート・ジャーナルで、9年間にわたり、誌面のグラフィック責任者を務める著者が、自身の持つインフォメーション・グラフィック戦略のノウハウを惜しげなく、教えてくれる一冊。すべてのビジネスマン、特にマネジャーにおすすめしたい。
続きを読む "いつまでも色あせない図解を創るために(ファンが選ぶビジネス書9)" »

ガー・レイノルズ(日経ビジネスアソシエ編)「シンプルプレゼン」、日経BP社(2011)
お奨め度:★★★★☆
プレゼンテーションZenの提唱者であるガー・レイノルズのDVDつきの解説書。ビジュアルな作りとシンプルな表現、そして80分に渡るDVDの解説と、プレゼンテーションZenの世界がすべてわかる一冊。プレゼンテーションZenではピンとこないという感想を持つ人も少なくなかったように思うが、この本は、まさにプレゼンテーションZenの体現したもので、すべての人が腑に落ちるだろう。
続きを読む "パワーポイントによる死を防げ!" »
中竹 竜二「判断と決断 ―不完全な僕らがリーダーであるために」、東洋経済新報社 (2011)
お奨め度:★★★★1/2
ラガーマンの書いたリーダーシップの持論。ラグビーファンにとっては、できる部分が多いのではないかと思うが、これからのリーダーシップやマネジメントのあり方として、非常に示唆に富んだ本である。
続きを読む "リーダーシップにおける「判断」と「決断」" »
ヘンリー・ミンツバーグ(池村千秋訳)「マネジャーの実像 「管理職」はなぜ仕事に追われているのか」、日経BP社(2011)
お奨め度:★★★★★+α
1973年に「マネジャーの仕事」でマネジャーのイメージと実態のギャップを明らかにし、以来、「人間感覚のマネジメント―行き過ぎた合理主義への抗議」で人間の次元でのマネジメントの重要性を説く。また、「戦略サファリ」で従来から考えられてきたサイエンスとアートの統合だと考えられてきた戦略計画の策定に「クラフト」という新しい視座を提唱。最近では、コミュニティーとリーダーシップを合わせたコミュニティシップを提唱するなど、常に、マネジメントに新しい視座・視点を提案してきたミンツバーグ博士の36年間の足跡とともにドラッカー以来のマネジメントに関する多くの経営学者や心理学者の知見が一望できる一冊。そこから見えてくるものは、懐古ではなく、創造であり、実践である。
続きを読む "「マネジメントという営み」を解く(1/2)" »

渡辺 三枝子、岸本 光永「考える力を伸ばす教科書―ダイアローグと論理で思考力を高める」、日本経済新聞出版社(2010)
お奨め度:★★★★
「考える力」が重要だとよく言われるが、考える力とはどういう力を明確にした書籍は少ない。「幽霊の正体見たり枯れ尾花」のようなところがあるのだと思うが、本書は、「考える力」を定義し、ロジカルシンキングとダイアログによりその実現を提唱している。実は最初に読んだときには枯れ尾花と思ったのだが、読み直してみると、深い。人材育成のプログラム開発にたいへん参考になる一冊だ。特に、前半の考えることへの考察は類書がないような内容で、さすがその道の専門家だと思わせるようなおもしろさがある。
続きを読む "考える方法+考える態度=考える力" »
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