
有川 浩「県庁おもてなし課」、角川書店(2011)
お奨め度:★★★★(注:小説としての評価ではありません、ビジネス書としての評価です)
有川浩さんの「恋する観光小説」。小説であるが、昨年から大ブレーク中の「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」と同じくらい、ドラッカーのマネジメントの勉強になる。「マネジメント」だけでなく、マネジメントをベースにした非営利組織のマネジメントの勉強にもなる。
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ロバート・オースティン、リチャード・ノーラン、シャノン・オドンネル(淀川 高喜訳)「ビジネスリーダーにITがマネジメントできるか -あるITリーダーの冒険」、日経BP出版センター(2010)
お奨め度:★★★★★
ITマネジメントのケースメソッドのためのケースブック。一般的なケースブックと趣を異にする点には、全体が、550ぺーじにも渡るストーリー仕立てになっていて、一つのストーリーによってITマネジメント全般にわたるケースセッションを実施できること。それから、もう一つはいくつかの章には、「知識」の提供をしていることがある。
この2つの特徴により、単にケースセッションの教材として使うことができるだけではなく、著者たちが勧めているように、(大学教員のようなプロのディスカッションリーダーがいなくても)自分たちで議論をしながら読み進め、その議論を通じていろいろな気づきを得るという使い方ができると思われる。
ストーリーそのものもおもしろいし、最後に、考えさせられるどんでん返しも準備されており、とりあえず、購入し、ビジネスストーリーを読む感覚で楽しんで読み、その後で、どう使うかを考えるという二度味わうことをお奨めしたい。
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岩崎 夏海「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」、ダイヤモンド社(2009)
お奨め度:★★★★1/2
放送作家から、ビジネスのマネジャーへという異色のキャリアを持つ著者が、ドラッカーの「マネジメント」を高校野球という舞台で実践する様子をエンターテイメントとして書いた一冊。
続きを読む "ドラッカー「マネジメント」の本質が理解できる、エンターテイメント" »
楡 周平「プラチナタウン」、祥伝社(2008)
お勧め度:★★★★
年末に佐々木さんのプロデュース能力の本を紹介したが、プロデュースに対して一層の具体的なイメージを持ちたい方にはこの本をお勧めする。
人口1万5千人、税収6億円足らずの緑原町はご多分にもれずハコモノ行政の繰り返しで150億円もの負債を抱えていた。負債は周辺自治体の倍で、平成の大合併からもはじき出され、財政再建団体への道を一直線。そこに緑原町の出身で、日本一の商社四井商事で部長まで上り詰めるも出世の道を閉ざされた山崎鉄郎が、同級生のクマケンの頼みで町長となり、古巣とのコラボレーションで町を立て直していくという物語。
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