アトゥール ガワンデ(吉田 竜訳)「アナタはなぜチェックリストを使わないのか?【ミスを最大限に減らしベストの決断力を持つ!】」、晋遊舎(2011)
お奨め度:★★★★★+α
facebookページ記事:「チェックリストは深い!」
チェックリストの力を信じる外科医アトゥール・ガワンデが提言する「チェックリスト」作成のススメ。著者は医者であると同時にジャーナリストでもあり、医療だけではなく、経営、投資、飛行機、建築、料理などでもチェックリストが使われており、驚くような成果が生まれていることを事例を通じて紹介している。読み物としても抜群に面白い。
続きを読む "チェックリスト宣言(ファンが選ぶビジネス書26)" »
遠藤 功「伸び続ける会社の「ノリ」の法則」、日本経済新聞出版社(2011)
お奨め度:★★★★★
facebook記事「「ノリ」を生み出し仕組みづくり」
「現場力を鍛える」、「「日本品質」で世界を制す!」など、比較的、硬派の論調で知られる著者の「ノリ」論。これまでの著作を読んでいる人は何となく、底辺で通じているものを感じながら読める組織活性化論。
続きを読む "ノリの正体を解明する(ファンが選ぶビジネス書27)" »

フランク・アーノルト(畔上 司訳)「有名人の成功のカギはドラッカーの「マネジメント」にあった」、阪急コミュニケーションズ(2011)
お奨め度:★★★★★+α
成功者(有名人)48名のマネジメントのベストプラクティスを、「組織のマネジメント」、「イノベーションのマネジメント」、「人間のマネジメント」の3つの分野に分け、著者の視点から紹介した一冊。1人1テーマにまとめられているが、テーマ意外にも学ぶところが多い。48名のリストとベストプラクティスは記事の最後にリスティングしている。
続きを読む "48人のマネジメントベストプラクティス(ファンが選ぶビジネス書11)" »
清水 勝彦「戦略と実行―組織的コミュニケーションとは何か」、日経BP社 (2011)
お奨め度:★★★★★+α
清水勝彦先生が「戦略の原点」、「経営意思決定の原点」と並ぶ三部作の完結編と位置づける一冊。企業や事業部を上げて作った戦略がなぜ実行できないのかという問題について、そこに横たわる前提の問題を議論し、前提を変えることで戦略実行を確実にする方法を説く。もともと、現場的な視点のある清水先生の戦略論だが、その中でもまさに現場の話であるので、清水先生のファンの方には堪えられない一冊になるだろう。
続きを読む "清水勝彦先生「戦略三部作」完結編" »

ガー・レイノルズ(日経ビジネスアソシエ編)「シンプルプレゼン」、日経BP社(2011)
お奨め度:★★★★☆
プレゼンテーションZenの提唱者であるガー・レイノルズのDVDつきの解説書。ビジュアルな作りとシンプルな表現、そして80分に渡るDVDの解説と、プレゼンテーションZenの世界がすべてわかる一冊。プレゼンテーションZenではピンとこないという感想を持つ人も少なくなかったように思うが、この本は、まさにプレゼンテーションZenの体現したもので、すべての人が腑に落ちるだろう。
続きを読む "パワーポイントによる死を防げ!" »
中竹 竜二「判断と決断 ―不完全な僕らがリーダーであるために」、東洋経済新報社 (2011)
お奨め度:★★★★1/2
ラガーマンの書いたリーダーシップの持論。ラグビーファンにとっては、できる部分が多いのではないかと思うが、これからのリーダーシップやマネジメントのあり方として、非常に示唆に富んだ本である。
続きを読む "リーダーシップにおける「判断」と「決断」" »

ユージン・サドラースミス(吉田利子訳)「直観力マネジメント 第六感が利益を生む! 」、朝日新聞出版(2010)
お奨め度:★★★★★
ソニーの盛田昭夫氏、スターバックスのハワード・シュルツ氏、ヴァージンレコードのリチャード・ブランソンなど、ビジネスにはひらめきや勘が重要であると主張する経営者は少なくない。直観はアート的なものだと考えられがちだが、本書では科学的に説明がつくという立場から、実際に直観とはどのようなもので、どのように働くかについて科学的な説明を試みている。その上で、直観をビジネスやマネジメントの中での活用する方法を提案している。分析だけではビジネスに勝ちきれないと考えているマネジャーや経営者必読の一冊である。
続きを読む "「直観的な知性」が経験を価値に換える~直観の正しい使い方" »
稲垣公雄、伊東正行「エンゲージメント・マネジメント戦略」、日本経済新聞出版社(2010)
お奨め度:★★★★★
この1~2年、課長本とか、マネジャー本、マネジメント本が続々と出ている。たくさん、あるのだが、「これで決まり!」という本がない。分野を区切ればとりあえず、「この本がお薦め」という本が存在するものだ。
例えば、戦略に関していえば清水勝彦先生の「戦略の原点」、意思決定に関していえば、昨年のAwardに選んだ「決めるマネジメント」をお薦めしている。動機づけに関していえば、最近話題になっているダニエル・ピンク氏の「モチベーション3.0」がその一冊だろう。リーダーシップであれば、ずっとマーティ・リンスキー氏の「最前線のリーダーシップ」をお薦めしていたが、今年の4月にジェームズ・クーゼスの「リーダーシップ・チャレンジ」が出たので、今はこちらを奨めることにしている。人間力に関していえば、ヘンリー・クラウド氏の「リーダーの人間力」だ。
しかし、マネジメント全般、あるいはマネジャー本で何がお奨めですかと聞かれると、答えに窮する。今、ドラッカーブームなので、「マネジメント - 基本と原則」という答えもあるかもしれないが、この本はそういう性格の本でもないように思え、帯に短く襷に長しの状況。
そんな中で、これが良いかもしれないと思わせる1冊。
続きを読む "ESとCSと業績のエンゲージメント" »
上村敏彦「即刻〈リセット〉したい5つのこと リーダーになってもデキる人 33のルール」、すばる舎(2010)
お奨め度:★★★★★
プレイヤーからリーダー(プレイングマネジャー)になるときに、失敗しがちな行動を避ける方法を経験に基づき、解説した本。一人でも部下ができたときに、ぜひ、手にとって読んでほしい一冊。
続きを読む "リセット!できるプレイヤーから、できるリーダーに!(書籍プレゼントあり)" »
ダニエル・ピンク(大前 研一訳) 「モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか」、講談社(2010)
お奨め度:★★★★★
内発的動機について、過去の研究、自身の考察、事例などを踏まえて、「モチベーション3.0」として体系的にまとめた一冊。
内発的動機づけは、何となく気になる概念であり、いろいろな本で、いろいろな研究者の説が引き合いに出されることが多い。古くは、エドワード・デシのソーマキューブの実験であったり、マーク・レッパーのモチベーションと報酬、ポジティブ心理学の流れからミハイ・チクセントミハイのフロー理論であったりする。あるいは、事例として、3Mの15%ルールやグーグルの20%ルールなど、一つ一つの説や事例はなかなか、インパクトがあるが、その関係性や、関係性を踏まえた動機づけ方法となると、はっきりしない。そんな状況の中で、今までの内発的動機研究の流れを整理し、自律性、マスタリー(熟達)、目的という3つの要素に拠り所を体系化し、モチベーション3.0を高めるには、個人や組織は何をすればよいかまで言及した、内発的動機づけに関するバイブル的な一冊である。
続きを読む "自分をドライブ!する(読書会あり)" »
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