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◆技術マネジメントの前に
前回、技術には、製品技術、生産技術、システム化技術の3つの種類があるという話をした。では、技術をマネジメントするというのはどういうことかを考えていきたい。一般的には、技術のマネジメントは組織的な議論であり、
技術が関わる企業経営の創造的かつ戦略的改革マネジメント
と定義される。つまり、技術を活用して経営を創造的なもの、戦略的なものに変えていくかが技術マネジメントなのだが、このような活動はプロジェクトを通じて行われる。そこで、この議論に入る前に、そもそも技術はプロジェクトに対して、どのような影響を持つのかについて考えておきたい。
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◆プロジェクトと技術
ど んなプロジェクトでも、プロジェクト(プログラム)の成功要因には、ビジネスマネジメントの側面とプロジェクト(プログラム)マネジメントの側面がある。 技術を付加価値の源泉にしている、言い換えると、技術により稼いでいる企業においては、ビジネスの側面で圧倒的に重要なのは「技術」である。技術のマネジ メントが適正に行われない限り、適正な収益を実現しているとは言い難い。
一方で、現場を見ると、プロジェクトにおいて技術に関する明確な方針がなく、過去の経緯や、プロジェクトメンバーの保有技術、あるいは技術的な流行だけで適用技術が決められていたりすることは珍しいことではない。
本 来、技術の問題はプロジェクトや部門で考えるべき問題ではなく、事業部、あるいは全社レベルで考える問題であるが、現実にそのようなマネジメントを行って いる企業は少ない。その中で、現実的な対応をするためにはプロジェクトリーダーは技術マネジメントに関する見識を持ち、プロジェクトマネジメント、あるい は組織的プロジェクトのマネジメントの一環として実践していくことが大切である。
具体的な実践の場は、プロジェクトのシナリオ作成が考えられる。プロジェクトシナリオを作る際にシナリオの中に技術要素を入れ込み、プロジェクトの技術的方向性に対して組織としてのコンセンサスを作っていくことが望ましい。
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