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プロジェクトマネジャーとして活躍している人の共通点は「柔らかさ」である
(樋口弘和、コンサルタント)
【成分】
◆柔らかさとは
◆作業標準に対する柔軟性
◆現実のプロジェクトマネジャーはどうしたか
◆プロジェクトマネジャーに必要なのは目的を実現するマインド
◆目的実現を中心に考える
【効用】
・PM体質改善
PM体質の全般に対して効果があります
・PM力向上
PM力向上の全般に対して効果があります
・トラブル緩和
モチベーション向上、チームの士気向上
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【解説】
多くのプロジェクトマネジャーに欠けているのが柔軟性です。プロジェクトマネジメント標準を作っても、なかなか守られず、PMOなどからうるさく言われている時代の反動なのかもしれませんが、プロジェクトマネジャーには、ルールは守らなくてはならないという意識が強いようです。
ガバナンスの問題というのであればまだ分かりますが、IT系の会社の部長で、プロジェクトマネジメント標準や開発標準を守るのは会社として妥当だと思える品質を実現するためであって、それを守らないことはコンプライアンスに違反するとまで言い切った人がいます。標準通りやれば、品質が担保できると考える自身もすごいし、品質の悪い製品を出すのはコンプライアンスの問題だという意識をすごいと思います。
どういう意味ですごいといっているかは微妙ですが。
上位管理者にこういう人もいるくらいなので、プロジェクトマネジャーが組織が決めたルールを守るべきだと考えるのは不思議ではありません。唯一、破ってよいのは、顧客との都合がある場合だというのも心情的には分かります。
話は変わりますが、サッカーのジャパンのチームで、フィリップ・トルシエが監督だったときに、「日本人は、赤信号だと車が来なくても道路を横断しない。だから、ダメなんだ!」といったという話があります。もちろん、赤信号でも自己責任でも渡れといっているわけではなく、プレイの判断を他人任せにしていてはダメだと言っているわけです。
これは重要な指摘で、標準もプロジェクトマネジャーが自ら使おうとしないと定着しません。自ら使おうとするには、個々のケースに対して使う理由が必要なわけで、裏を返せば、使わないという判断をするケースもあるわけです。
プロジェクトの場合は、この判断は、目的への整合性によって行われますが、変えないものを明確にし、それ以外はどのような制約があっても必要に応じて変更するといった柔軟性がプロジェクトマネジャーには不可欠です。
でなくては、CQD目標の未達成を指をくわえてみていたり、目的を諦めたりすることになりかねません。
そんな問題意識で書いたサプリです。
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