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PM養成講座10周年記念セミナーも第3回を迎えます。6回のセッションの中で、好川が個人的にもっとも関心があるのが、第3回のデザイン思考です。今回の棚橋さんのワークショップでは、デザイン思考の本質だと思う行動観察を取り上げて頂きました。
僕が行動観察の重要性に最初に出会ったのは、もう20年近く前になります。マネジメントの大家の一人であるヘンリー・ミンツバーグ博士がマネジャーの業務の実態を調査し、結果をまとめた「マネジャーの仕事」という著書があります。マネジャーは、当時考えられていたようにまとまった体系的な仕事をしているわけではない。短い時間で終わる雑多な仕事をつぎから次に処理していることを見つけた名著ですが、この調査で使われたのは行動観察です。実際に、マネジャーの行動を観察し、常識とは異なる事実を発見したわけです。
「百聞は一見にしかず」という言葉がありますが、まさに、これですね。
続きを読む "【10周年】第3回は、プロジェクトマネジャーのためのデザイン入門" »
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10周年記念セミナーのセッション4にリフレクションをテーマにしたワークショップが準備されています。体験から学ぶことは、PM養成マガジンが創刊からずっとテーマとしてきたことで、その意味で、このセッションには特別な想いがあります。
そこで、ワークショップをやっていただくLLCチーム経営 パートナーの嶋田 至さんにリフレクションについてお話を聞く機会を作っていただきました。
第1回は、イントロダクションとして、リフレクションとは何かをお話し戴きました。今回は、もう少し、踏み込んでリフレクションがこの対談の一番の関心事でもあるプロジェクトマネジメントをどう変えるのかについてお聞きしたいと思います。
続きを読む "【10周年】特別インタビュー「プロジェクトの経験から学ぶ」(第2回)~リフレクションはプロジェクトマネジメントをどう変えるか" »
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※第1回報告「ゲームストーミングによるプロジェクト活性手法」
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4月9日にPM養成マガジン10周年記念セミナーの第2回「システム思考は私たちに何をもたらすか?」を開催しました。
(講師の小田理一郎さん)
45名の申し込みがあり、講師の小田理一郎さんによると、システム思考のセミナーにこれだけの人が集まるのは珍しいということでした。
まあ、PMstyleでもこれまで数回、システム思考のセミナーは行っていますが、集客に苦労した印象があります。
セミナーは15分ほどのチェックインで、セミナー参加の目的の確認から始まり、
小田理一郎さんによるシステム思考のミニ解説(約40分)
小田さんと好川のシステム思考のご利益の対談(約20分)
参加者による問いの作成(約40分)
という感じでした。
続きを読む "【10周年】「システム思考は私たちに何をもたらすか?」の様子" »
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メルマガ10周年記念のアクティビティとして、持論をつくるという活動をやっている。
補助線にも何度か持論に関するコメントを書いたが、メルマガで誌上体験と称して、持論をつくるエクスサイズを行った。この補助線は、エクスサイズに加筆し、まとめたものである。
ぜひ、実践してみてほしい。
なお、持論作りのアクティビティは、現在、応募者30名で、あと、18名、応募があれば実施することにしている。応募はこちらからできます。
PM養成マガジン10周年記念イベント第2弾 アクティビティ「持論を持とう!」
http://people.weblogs.jp/ppf/2012/02/jiron.html
続きを読む "【補助線】持論作りのエクスサイズ(加筆とまとめ)" »
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◆メルマガ上で持論作りを体験する(自論を語り、洗練する)
前回は、コツを誰の経験から掴んだのかというところまで来ました。今回は、持論を語ることについてです。
まず、今回の体験で書いたコツをすでに人に話をされている場合には、
・誰に
・どのような場面で
・どのように語ったか
を思い出してみてください。今回初めてリストを作った人は、作ったリストを
・誰に
・どのような場面で
・どのように実例を語るか
を考えてみてください。
そして、それを書き出してみましょう。その際に、前回、考えました、それが誰の言葉で、どのような経験を通じて得られたものかも折り込んでみましょう。
僕は研修のインストラクションのコツで
・違和感を与える
について考えてみます。
受講生はインストラクターが話をしていることは正しいと思い込んでいます。冗談までノートに書くという笑い話があるくらいです。ところが、話は考えながら呑み込んでもらわないと、自分の血や肉にはなりません。ある日、行動分析学の本を読んでいたら、違和感の話が出てきて、これだと思いました。そして、さっそく試してみたところ、格段に発言が増えることが分かり、これは重要なコツだと思うに至りました。
もう少し、具体的に書いてもいいと思いますが、まあ、こんなところです。書き出したものを読んでみて、最初に書いたコツ(持論)はそのままでいいかを考えてみてください。必要に応じてブラッシュアップしてみましょう。
続きを読む "【10周年】メルマガ上で持論作りを体験する(最終回)" »
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◆メルマガ上で持論作りを体験する(どのようにコツを習得したかを思い出す)
前回は、あなたの得意なことについて、コツをリストして戴きました。手元に残っていますか?
僕は研修のインストラクションのコツを考えました。
・問いかける
・動き回る(受講生の中に入っていく)
・違和感を与える
の3つでした。
いくつか問い合わせがありました。もし、書けなかった人は、ここで改めて考えてみましょう。
まず、得意なことはないという人がいらっしゃいました。人と比較する必要はありません。上には上があるものです。自分が得意だと思えば、そのことについて考えてみましょう。
もう一つ、コツが分からないという方がいらっしゃいました。まさに、ここの言語化が持論の肝なのですが、ここではとりあえず、初心者に聞かれたら、どう答えるかを考えてみてください。きっと何か、見つかるのではないかと思います。
さて、今回は、それぞれのコツについて、どうしてそれをコツだと気づいたかを振り返ってみましょう。自分の具体的な経験、あるいは、他の誰かを観察した経験を思い出してみてください。それを、それぞれのコツの右に書いて行ってください。
僕の場合ですが、
・問いかける
・違和感を与える
の2つは自分がインストラクションの経験の中で大切だと思ったものです。また、
・動き回る(受講生の中に入っていく)
というのは、受講していたセミナーで、インストラクターと受講者の様子を見ていて大切だと気づいたものです。
それからもうひとつ、コツとして書いたことは、誰の言葉を参考にしていますか。これも、コツの下に書き出してみてください。自分の言葉、その分野で尊敬する人の言葉、それに関する本、などいろいろとあるでしょう。
僕の場合ですが、
・問いかける
というのは自分で考えた言葉です。
・違和感を与える
は、行動分析学の本で見つけた言葉です。それから、
・動き回る(受講生の中に入っていく)
というのは受講したセミナーのインストラクターに教えてもらった言葉です。
今回はここまでにします。次回をお楽しみに。なお、書き出した紙は次回まで、必ず保管しておいてくださいね!
続きを読む "【10周年】メルマガ上で持論作りを体験する(2)" »
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◆メルマガ上で持論作りを体験する(コツをリストアップする)
これから何回かかけて、そのプロセスをメルマガ上で体験していただきましょう。僕もお付き合いしながら、進めていくことにします。
まず、ノートか、紙と筆記用具を準備してください。パソコンやスマートフォンでもいいです。
次に、あなたが得意なことを一つ、頭に思い浮かべてください。必ずしも、仕事である必要はありません。おいしいカレーを作るとか、ナンバーズを当てるとか、なんでも結構です。それを、紙であれば、上部に大きめにタイトル的に書き出してください。
僕は研修のインストラクションを考えてみます。
書けたら、タイトルの下にそれをうまくやるコツを箇条書きにしてください。。
僕の場合ですと、
・問いかける
・動き回る(受講生の中に入っていく)
・違和感を与える
の3つです。
今回はここまでにします。次回をお楽しみに。なお、書き出した紙は次回まで、必ず保管しておいてくださいね!
続きを読む "【10周年】メルマガ上で持論作りを体験する(1)" »
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10周年記念セミナーのセッション4にリフレクションをテーマにしたワークショップが準備されています。体験から学ぶことは、PM養成マガジンが創刊からずっとテーマとしてきたことで、その意味で、このセッションには特別な想いがあります。
そこで、ワークショップをやっていただくLLCチーム経営 パートナーの嶋田 至さんにリフレクションについてお話を聞く機会を作っていただきました。嶋田さんのプロフィールはこちらにあります。
今回から、数回かけて、お届けしたいと思います。今回は、まず、イントロダクションです。
続きを読む "【10周年】特別インタビュー「プロジェクトの経験から学ぶ」(第1回)~リフレクションとは" »
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(前半)持論について考える(前)
◆持論の使い方と効用(3)~成長の糧にする
三つ目は、持論を糧にしてプロジェクトマネジャーとして成長していくことだ。持論を持つことによって、持論を適用してみて、その結果に基づいて、自分のやり方を振り返ることができる。もちろん、持論がなくても振り返ることはできるが、持論により振り返りの焦点が絞られる。重要なことは、多くのプロジェクトマネジャーの持論というのは、プロジェクトの結果に大きな影響を持つポイントを中心にしていることだ。たとえば、プロジェクトマネジャーにプロジェクトを成功させる「コツ」はなんですか?と聞いたら、どうでもよいことなど出てこないだろう。その人が、自分なりにここさえ押さえておけば大丈夫というポイントが出てくる。
つまり、持論を持ち、持論を中心に振り返りを行うことより、プロジェクトを成功させる方法を合理的に習得することができる。言い換えると、戦略的に成長できるのだ。この振り返りは内省と呼ばれるが、内省を誘発し、かつ、内省の結果を整理する役割を果たすのが持論である。そして、持論の成長とともに、プロジェクトマネジャーとして成長していくといってもよい。
続きを読む "【補助線】持論について考える(後)" »
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◆標準とは
みなさんならマネジメントにおける「標準」とは何?と聞かれたら、なんと答えるだろうか?簡単そうで、多面性があり、意外と難しい。その中の一つは、
そのとおりにやればうまく行く方法論やプロセス
というものである。
組織がプロジェクトマネジメントの標準を決めるということは、標準に従ってプロジェクトマネジメントを行って、プロジェクトがうまく行かない場合には組織が責任を持つという意味である。ただし、一足飛びにそのような標準を定めることができないので、そこで、標準を実践しながら、問題を見つけ出し、改善しながら、プロジェクトの成功の度合いを高めていく。このような活動を成熟度の向上と呼ぶ。
標準が成熟していないとき、つまり、うまくいく確率がそんなに高くない場合に、プロジェクトマネジャーはどのように対応すればよいのだろうか?プロジェクトをうまく進めるために不十分なところは、自分で決めながら進めることが必要だ。標準をこのように活用すればうまく行くという自分なりの方法を持つことが必要になる。
組織によってはプロジェクトマネジメントの標準が存在しない場合もある。そのような場合には、すべてのやり方を自分で決め、自分なりの方法を確立する必要がある。
いずれにしても、プロジェクトマネジャーは置かれた状況で、プロジェクトの進め方、あるいは、プロジェクトマネジメントの方法について、自分なりに「こうすればうまくいく」という方法論を持たなくてはならない。多くのプロジェクトマネジャーは頭の中にぼんやりとそのような考えを持っているが、それを形式化、文書化したものが持論である。
続きを読む "【補助線】持論について考える(前)" »
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