本ブログは移転しました。こちらをご覧ください。
プロジェクトマネジメント計画書とプロジェクト計画を混乱している人が多い。
プロジェクト計画とは、WBS(スコープ計画)、スケジュール、予算(コスト計画)、品質計画などを指す言葉である。基本的に作業計画である。開発計画だといってもよい。
プロジェクトマネジメント計画は2つの要素に分けることができる。一つは開発計画のマネジメントに関する計画である。
例えば、どのような方針で計画を策定するのか、計画にどのようなリスクがあるのか、計画の変更はどのような(意思決定)手順で行うかといったことを決めるのがプロジェクトマネジメント計画である。
もう一つは、開発計画の実行に対して、そのようなマネジメント的なサポート活動をしていくかに関する計画である。この計画に中には、コミュニケーションの計画、リスクの計画、調達の計画、人的資源の計画などが含まれる。
プロジェクトマネジメントを導入するというのは、計画を作ってプロジェクトを進めていくことだということもできるが、正確にいえば、上に述べた2つの意味でのプロジェクトマネジメント計画を作ってプロジェクトを進めていくことである。
プロジェクトマネジメント計画の中でもっとも重要なのは、リスク計画やコミュニケーション計画ではなく、SQCDのマネジメントに対する計画であるにも関わらず、実践ができていない企業が多いのが、マネジメント計画の策定である。
最近のコメント