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機能的価値を超えて、顧客が主観的に意味づける「意味的価値」が重要になっている(延岡健太郎、一橋大学教授)
【成分】
◆機能的価値と意味的価値
◆プロジェクトは意味的価値が作れて初めて成功と言える
◆魅力要因を増やすには
◆顧客のことを顧客以上に知る
◆IT業界の失敗
◆プロジェクトで顧客のことを知るには計画的コミュニケションが不可欠
【解説】
プロジェクトは上位組織や顧客から言われたものをきちんと作る時代から、価値を考えながらマネジメントする時代になっています。上位組織や顧客が必要なものを提示できなくなってきているためです。もう少し、正確にいえば、プロジェクトの開始時点では提示できますが、それがプロジェクトの実行中に変わっていくことが増えてきたためです。背景にあるのは、ライフサイクルの短期化です。
例えば、お菓子です。お菓子は種類が嗜好の多様化に対応するために爆発的に種類が増えました。結果として、開発して数週間が勝負で、そこで売れて生き残れなければ店頭から姿を消してしまいます。これ自体はある意味で受け入れるしかないことですが、あるお菓子を開発して様子を見て次を開発するというようなことをやっている訳ではありません。先行商品が売れるかどうか分かる前から開発をします。すると、先行商品が売れると思って開発していれば、大きな方向転換をする必要があります。
このような問題に対する一つの対処方法はプログラムマネジメントを行うことですが、それがなかなか難しいとすれば、プロジェクトレベルで価値を中心にしたマネジメントを行い、今、何が求められているかを考えながらプロジェクトを進めていくしかありません。それができなければ、方向転換があった際に人海戦術で対応するかです。
価値を考えるときに重要なことは顧客が知らないことを知っていることです。これはプロジェクトとしてのコミュニケーションのあり方の問題でもあります。少なくとも、聞き出すだけのコミュニケーションでは不十分です。何をすればいいのでしょうか?
そんな思いで書いたサプリです。
【効用】
・PM体質改善
顧客感度アップ、リスク管理力アップ、バランス感覚の洗練、問題解決能力向上
・PM力向上
ステークホルダをコントロールする力の向上、リスク対応力向上
・トラブル緩和
プロジェクトにおける辛さの克服
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