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何かを突破するには、強烈な主観が不可欠である(遠藤功、早稲田大学ビジネススクール教授)
【成分】
◆主観と客観
◆部下から8ヶ月を6ヶ月でやるといわれたらどうする
◆淡泊になる商品開発
◆淡泊化する原因
◆ひとりのこだわりがすべての商品のレベルを上げる
【解説】
日本でプロジェクトマネジメントが普及していった時期に、プロジェクトマネジメントのエバンジェリストたちが、「「プロジェクトX」にならないためにプロジェクトマネジメントをしよう」とよくいっていました。
プロジェクトがプロジェクトXになるのは2つの理由があります。一つは、エバンジェリストたちが指摘していたことで、無計画にプロジェクトをやっているからです。
もう一つの理由は、妥協せずにゴールを追いかけるからです。
前者の理由でプロジェクトXになるというのはずいぶん減ってきたと思います。すばらしいことです。同時に後者の理由でプロジェクトXになるというのもずいぶん減ってきました。組織全体でリスクマネジメントへ取り組んでいる成果だと思います。
しかし、これは良いことか悪いことかといわれると微妙です。最近、ダニエル・ピンクのモチベーション3.0というのがずいぶん話題になっています。外発的動機であるモチベーション2.0に対して、これから内発的動機であるモチベーション3.0が大切だという話です。
プロジェクトというのは本来、モチベーション2.0ではうまく行かない仕事です。
いくらプロセスを詳細に定義しようと、細かくルールを決めようとこの本質は変わりません。例えば、SIのプロジェクトを見てください。ソフトウエアファクトリーだといわんばかりの開発プロセスやマネジメントプロセスの設計をし、契約スコープ外の要求はすべて断るというルールを作っています。そして、プロジェクトで利益が出たらその数%をチームでシェアしようというアメも準備している企業すらあります。
モチベーション2.0の世界の管理ですが、顧客から対応が悪いといわれて大騒ぎになっている企業も少なくありません。SIの場合であれば、プロジェクトメンバーが顧客の役に立つというモチベーション3.0を持てないと、うまく行かないのです。
特にプロジェクトXのように会社や社会を変えるプロジェクトは、誰かにやらされるものではなく、やりたい人がモチベーション3.0をエンジンにして、周囲を説得してやるものです。プロジェクトマネジメントの仕組みが整備されない中でそのような動きをするのは無謀だと言えます。しかし、リスクマネジメントをはじめとして仕組みの整備ができてきた今こそ、こだわりを持って、会社や社会にブレークスルーを与えるプロジェクトをやるチャンスです。
そんな思いを持って書いたサプリです。
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