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顧客を背負い、顧客と一緒になって品質を高めていく (遠藤功、早稲田大学ビジネススクール教授)
【成分】
◆顧客との関係性
◆顧客は敵か、味方か
◆顧客を背負う
◆自分たち中心から、顧客中心への転回
◆敵と思うか味方と思うかで、全く違う結果になる
【解説】
「顧客を煙たがるアジャイル開発」という冗談のような話をよく聞きます。顧客を品質の番人だと思い、工程を見られるのを嫌がる現実がそこにあります。
アジャイル開発は、顧客をどのように認識しているかで大きく変わります。顧客を敵だと思うと、顧客はプロジェクトを監視する役割で、プロジェクトからすると煙たい存在になります。しかし、味方だと考えると、工程で自分たちの意図とは違うことがあれば素早く指摘してくれ、また、お互いに問題を共有し、協働して解決にあたり、当初の目標以上によいモノを創ることを可能にする存在だと考えることができるわけです。
これはアジャイルに限らず、一般的にいえることだと思います。
前回、議論した品質リスク管理を行う上で、もっとも重要なポイントは、顧客やユーザに対する認識です。敵だと思えばクレームになりますが、味方だと思えばアドバイスになります。もちろん、そこに売買契約や、開発契約が存在しているのでそんな単純な話にはならないでしょうが、特にプロジェクト初期における顧客への認識は、契約を乗り越えて、相互の成果を生み出すためのパワーを秘めていることも事実です。
そんな思いで書いたサプリです。
【効用】
・PM体質改善
顧客感度アップ、顧客説得力アップ、バランス感覚の洗練
・PM力向上
プロ意識の向上
・トラブル緩和
モチベーション向上
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