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とにかく一度、結論を出す(中西輝政、京都大学大学院教授)
【成分】
◆本質を見抜く考え方
◆プロジェクトで先送りが好ましくない理由
◆選択肢を探す意思決定
◆決めることが組織学習を生む
【効用】
・PM体質改善
創造力アップ、計画力アップ、実行力向上、顧客説得力アップ、 問題解決能力向上、リスク管理力アッ
・PM力向上
チームをまとめる力の向上、ビジネスセンスアップ、リスク対応力向上
・トラブル緩和
モチベーション向上、チームの士気向上
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【解説】
プロジェクトでは意思決定を先送りするなといいます。プロジェクトは、重要性の高い仕事なので慎重にやりたいという気持ちになりますが、先送りは致命傷になることがあります。
マネジメントの問題に対して先送りをする傾向は、エンジニアの方に強くあるように思います。
エンジニアリングの問題は、正しい答えがあることが多くあります。そのため、問題を考えるときには、正しい答えを探す努力をします。答えを考えても、不十分だと思えば、より精緻に考え、正解に近づこうとするわけで、これが先送りという行動につながるわけです。
マネジメントの問題は、人間が絡みますので、ある程度論理的な答えは見つかってもやってみないと分からないという問題がほとんどです。論理的には正しくても、関係者の感情を逆なですれば、それは答えになりません。プロジェクトのマネジメントでこの種の失敗はよく見かけます。
やってみないと分からないということは、チャレンジの回数が答えの質に影響してくるということです。つまり、多くの回数チャレンジできれば、より高い品質の解にたどり着くことができます。チャレンジの回数を稼ぐには、先送りせずにとにかく、結論を出して、行動してみることが肝心です。
もう一つ、チャレンジの回数を増やすということは、多くの失敗をするということでもあり、組織としての学習が促進されます。不確実なプロジェクトが増えてくる中で、組織の学習能力が高まることは競争力が高まることに直結します。その意味でも、先送りせずにチャレンジしてみることは重要だといえます。
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