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予測できないものはすべてリスクと考え、それは失敗につながるものととらえる (セス・ゴースティン)
【成分】
◆リスクを回避したい
◆リスクのない計画を作る
◆誰がリスクを回避したがるのか
◆リスクはやみくもの回避すべきなのか
【効用】
・PM体質改善
アカウンタビリティ向上、実行力向上、問題解決能力向上
・PM力向上
プロ意識の向上
・トラブル緩和
弱気克服、チームの士気高揚
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【解説】
個人的な感覚ですが、今、多くの企業で行われているリスクマネジメントに対して、かなり、違和感があります。それは、
リスクのない計画を作ること
をゴールとしているように感じることが多いからです。その原因になっているのは、上位管理者のプロジェクトへの関わり方です。少なからぬ数の組織がプロジェクトスポンサー制度とか、組織的プロジェクトマネジメントに取り組むにようになってきています。
10年前にプロジェクトマネジメントはプロジェクトマネジャーの責任だということで、トレーニングだけして丸投げをしていた時代、あるいは、プロジェクトマネジャーだけでは無理なことに気づき、PMOを盛んに導入していた時代と比べると格段の進
歩です。
ですが、今も本質は当時と変わっていないように思えるのです。その本質とは、「できるだけプロジェクトに関わりたくない」ということです。確かに、プロジェクトマネジャーに問題があったらすぐにエスカレーションしてくれといっていますが、心の中では問題がないことを祈っています(まあ、当たり前かもしれませんが)。
どんなにしっかりと計画をして、リスク分析をしても、問題が起こらないプロジェクトはありません。重要なことはリスクを回避することではなく、プロジェクトやその中で起こる問題と向き合うことです。
この話の問題は、問題と向き合わないこと、つまり、リスクを回避しようとすることで、変化を嫌うようになっていることです。これがプロジェクトの機会を奪い取っています。もっと、いろいろな成果が期待できるプロジェクトで、成果は顧客の要求したシステムとか、事業計画で構想した商品だとかというのでは、少し寂しい気がします。
もっと創造性を発揮して、プロジェクトの成果を創造的なものにしてもいいのではと思います。そんな想いで書いたサプリです。
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