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計画は役に立たないが、計画は立てるべきだ(ドワイト・アイゼンハワー、米国第34代大統領)
【成分】
◆人は計画を立てることに抵抗する
◆計画を立てない口実
◆あなたは計画に抵抗しているか
◆計画のご利益
【効用】
・PM体質改善
アカウンタビリティ向上、計画力アップ、リスク管理力アップ、実行力向上
・PM力向上
ステークホルダをコントロールする力の向上
・トラブル緩和
モチベーション向上
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【解説】
プロジェクトマネジメントの導入において、真っ先に議論になり、最後までなかなか、すっきりしない問題は、計画を作ることの是非です。
もちろん、制度導入とともに計画は作るようになっていますが、それは、計画レビューがあるから仕方ないと考えるプロジェクトマネジャーは少なくありません。ある会社での調査によると、制度導入から3年後にプロジェクトを進める上で本当に必要性を感じて計画を作っているプロジェクトマネジャーの割合は3割程度でした。まあ、この数字を少ないとみるか、多いとみるかは微妙なところですね。
問題はなぜ、このような状況が生じてしまうかです。そのときに、頭に浮かんでくるのが、米国の第34代大統領ドワイト・アイゼンハワーの言葉です。彼は計画は役に立たない、だが、立てるべきだと言っています。
非常に深い言葉です。ものごとを行うのに計画がないと破たんすることは火を見るより明らかです。ただし、計画の代わりになるものがあります。その意味で、計画は必ず立てるべきです。ですが、計画が本当にプロジェクトの進行に役立つかというと、微妙です。立てた計画というのを「結果」だとみなしますと、プロジェクトの場合、予期せぬことがどんどん起こりますので、役に立ちません。むしろ、役に立つのは、計画を立てる「プロセス」です。
計画を立てることは、そのプロジェクトの未来に対する洞察をすることになります。
このプロセスがあるので、計画通りに行かなくてもプロジェクトをなんとかまとめることができるのではないでしょうか?
その意味で、計画書のレビューももう少し、工夫の仕様があります。計画そのものに対する審議をしてもある意味で仕方なく、プロジェクトの進め方について組織で共有をするようなプロセスとして意味があります。
重要なことは計画を立てることに対して、組織として明確な目的を打ち出すことです。
これが意外とできているようで、できていない組織が多いのです。
今回のサプリは、計画について再考してみようという目的で書いてみました。
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