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「現場」、「現物」、「現実」の三現主義は理想と現実を結び付け、本質を浮かび上がらせる
(小林三郎、中央大学大学院戦略経営研究科教授)
【成分】
◆三現主義
◆プロジェクトにおける意思決定の構造
◆三現主義の不徹底が大きなトラブルを引き起こす
◆三現主義におけるプロジェクトマネジャーの視点
【効用】
・PM体質改善
アカウンタビリティ向上、顧客感度アップ、計画力アップ、バランス感覚の洗練、リスク管理力アップ、実行力向上
・PM力向上
ステークホルダをコントロールする力の向上
・トラブル緩和
モチベーション向上
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【解説】
三現主義という考え方があります。プロジェクトは現場のオペレーションですから、いうまでもなく三現主義に基づき行われるものです。ところが、定常業務と異なるのは、上位の意思決定が変わることです。競争環境が変わった場合、プロジェクトがうまく行かない場合など、上位組織が意思決定をし直さざるを得ないケースがあることです。
この場合に、残念ながら上位組織はプロジェクトを情報でしか管理しておらず、三現主義が貫かれていません。そのために、見当違いの判断をしてしまい、傷口を広げてしまうことが少なくありません。大きなトラブルプロジェクトの話を聞くと、上位マネジャーが現場をよく知らず、判断をしているというプロジェクトマネジャーの指摘を耳にすることが多いのです。
さらに、上位マネジャーの話を聞くと、恐ろしい返事が返ってきます。直接的な原因は、「時間がない」ということなのですが、その前提に、エンジニアと同じ三現主義を実行しようとしている人が実に多いのです。設計を見直す、試験方法を見直す、などです。こんなことをしようとすると、時間が足りるはずがありません。
マネジャーにはマネジャーの三現主義があるわけです。今回のサプリは、そんな問題意識で書いてみました。
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