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責任と権限とがイコールであれば、その人の価値はあまりない
(清水勝彦、慶応義塾大学大学院経営管理研究科教授)
【成分】
◆RRAA
◆権限は成果責任より小さくする
◆ギャップは影響力で埋める
◆影響力の副次的効果
◆権限が足らないのでよい仕事ができる
【効用】
・PM体質改善
PM体質の全般に対して効果があります
・PM力向上
PM力向上の全般に対して効果があります
・トラブル緩和
モチベーション向上、チームの士気向上
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【解説】
ガバナンスの基本的な考え方は現場にはできるだけ権限を与えないことです。背後に、現場に権限を与えすぎると組織そのものが弱体化するという考えがあります。
このため、プロジェクトではプロジェクトマネジャーに与えられる権限が権限が少なく、多くのプロジェクトマネジャーはもっと権限が欲しいと考えます。
ただ、ここで考えなくてはならないことは、本当に権限があれば、責任を果たすことができるのでしょうか?ここは微妙なところです。少なくとも、現在のやり方よりも人や予算のリソースを使うようになることは間違いないでしょう。その結果、スケジュールは短縮されるかもしれません。品質は微妙なところです。
経営の立場からみた、この問題に対する健全な考え方は、権限を十分に与えず、そこは影響力(リーダーシップ)でカバーさせることです。現場の立場からみても、そのような状況の方がよい結果が生まれることでしょう。その根拠は、制約がより高い成果を生むからです。
そんな思いで書いたサプリです。
権限の付与を上手くで来ない言い訳に安住するための詭弁である悪寒がします。
仮に、経営者から権限を剥奪すれは、経営はもっと改善するのでしょうか?
投稿情報: とおりすがり | 2012-12-23 22:59