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プロジェクトマネジメントはあらゆるダイバーシティが前提となったマネジメント手法だということになっている。
しかし、現実を見ていると、女性のプロジェクトマネジャーは少ない。仕事がら、エンジニアリングだけでなく、マネジメント系のプロジェクトを含めて、1000人近くのプロジェクトマネジャーにお会いしているが、女性は50人もいないだろう。
不思議だ。
中国の会社で2社、コンサルとしてのお付き合いのある新興会社がある。1社はソフトウエアを開発する会社、1社はシステムを構築する会社だ。両方あわせると、100名くらいのプロジェクトマネジャーがいるが、女性が40名くらいいる。
欧米の会社と仕事をしていても、女性のプロジェクトマネジャーと出会うことは珍しくない。というより、女性であることを意識することはあまりない。
一方で、特にITの企業では、プロジェクトマネジャー足らないというのは挨拶代わりになっている。仮に、日米のIT業界の生産性が同じだと仮定すると、今のジェンダーダイバーシティの状況で日本企業ではプロジェクトマネジャーが足りるはずはない。
本来であればダイバーシティを増加する方向に向くはずのプロジェクトマネジメントが、日本では逆の方向に向いている。これは興味深い傾向である。
いろいろと考えてみたい。
PM職が特殊性があるかないかは分からないが、一般的な職業については、結構なボリュームの調査がある。
多様性をいかす組織
http://people.weblogs.jp/books/2005/10/post_0d0f.html
この辺りにヒントがあるようにも思える。
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