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リーダーを職責、あるいは、職務化している企業が多いが、これはマネジャー職の別称に他ならない。本来、リーダーというのは結果である。それも、人が認める、つまり、フォロワーができたときに結果としてリーダーになる。
ISLの野田智義理事長、神戸大学の金井壽宏先生の言い方を借りるとこうなる
社長になろうと思ってなった人はいても、リーダーになろうと思ってなった人はいない。リーダーは自らの行動の中で、結果としてリーダーになる。はじめからフォロワーがいるわけではなく、結果としてリーダーになるプロセスの中でフォロワーが現れる。
(野田智義、金井壽宏「リーダーシップの旅」より)
ひとつ上のプロマネ。はマネジャーであると同時に、リーダーである。プロジェクトマネジャーとしては、組織がプロジェクト憲章で任命してくれる。しかし、リーダーとしては誰も任命してくれない。
多くのプロジェクトマネジャーがマネジャーとしての権限に依存し、リーダーにならないままにプロジェクトを終えている。プロジェクトマネジャー10人にメンバーの指揮は何に基づいて行うかと聞くと、9人はリーダーシップだという(業務命令ではない)。しかし、リーダーになっていると思えるプロジェクトマネジャーは10人に1人といったところだろう。
この現実をどう考えればいいのだろうか?
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