本ブログは移転しました。こちらをご覧ください。
編集工学を提唱する松岡正剛氏が作った編集ゲームに「ミメロギア」というのがある。ミメロギアはミメロギアミメーシス(模倣)とアナロギア(類推)という二つのギリシア語をくっつけた松岡氏の造語。
まず、ペアの言葉でお題がでる。たとえば、「珈琲・紅茶」、「トヨタ・ニッサン」。
これに形容をつけてそれらの対比をいっそう穿って強調するというゲームだ。
上のお題なら、「午前の珈琲・午後の紅茶」、「安定のトヨタ・探偵のニッサン」(ちなみにこれらは松岡氏の作品)。
こういう編集技法は結構、いろいろなところで使われている。最近、本を読んでいて、おっと思ったのが、ニューヨークでユニオン・スクエア・カフェを展開しているダニー・マイヤーの
ダニー・マイヤー(島田 楓子訳)「おもてなしの天才―ニューヨークの風雲児が実践する成功のレシピ」、ダイヤモンド社(2008)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478004897/opc-22/ref=nosim
にあるミメロギア。
独り言のサービス・対話のホスピタリティ
わかるなあ。
ついでに、松岡正剛氏主宰する「ISIS編集学校」の「守」コースで、僕が回答したものをひとつご紹介。
ディベートするビキニ、ダイアログする浴衣【お題はビキニ・浴衣】
ちなみに、「ISIS編集学校」では、年に2回くらいの感じで、ミメロギアのオープンコンテストをやっている。
http://es.isis.ne.jp/mimelogia/
これに参加してみるものいいでしょう。
言葉遊びだと思う人もいると思うが、言葉の遊びにこそ、ものごとの本質が見えるという気もするし、コミュニケーションの本質が見えるような気もする。実際にミメロギアを体験してみて感じたことだ。
さて、では、遊んでみましょう。
お題を3つ設定します。といっても、言葉遊びをしたいわけではないので、堅めのお題になります。
好きなお題を選んで、コメントにミメロギアを書き込んでみてください!
お題1:リーダー・メンバー
お題2:リーダー・マネジャー
お題3:プロマネ・プロデューサー
みなさんの誘い水にとりあえず、オーソドックスなものをひとつずつ。
お題1:対力のリーダー・体力のメンバー
お題2:蟻の目リーダー・鳥の目マネジャー
お題3:守るプロマネ・攻めるプロデューサー
投稿情報: 家主 | 2009-01-28 10:46