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ちょっと間が開いたが、再び、チームの話題。
◆どう作るか、何を作るか
今までプロジェクトは「どう作るか」を中心に考えられてきた。これは、プロジェクトマネジメントが云々というよりも、多くの日本企業は何を作るかという部分は捨てて、どう作るかにすべてをかけてきた。
ただし、この戦略は大量生産の元で有効な戦略であり、多様性が増す中で、いろいろな商品を市場に出し、一本被りを狙うことを常套手段とする市場では機能しない戦略であり、現在は明らかにそのような時代にある。
この図式は、コンシューマ向けの商品をやっているメーカでもっとも顕著であるが、どう作るかという文化にどっぷりと染まっているのはSI企業ではないだろうか?
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◆米国流チームと日本流チーム
チームの書籍が目立つようになってきた。なぜ、今という気もするが、出版業界の戦略としては、そろそろ、個人向けの啓蒙本にかげりが見えてきたので、しばらくは別のところでといったところなのだろう。
チームといえば、PMIの示しているプロフェッショナル責任の中に「チームや利害関係者との協調関係」という項目があるように、プロジェクトマネジャーにとっては苦手の一つである。
以前、日経BP社の谷島編集委員に弊社のセミナーに出ていただいたときに、「日本人はチームワークを小学校のときから教え込み、チームワークがよいとされてきたが、プロジェクトをやってみるとそうでもないということがわかってきた」といわれていたが、さしむき、こんなところだろう。
なぜ、このような勘違いが生じるのか?一言でいえば、米国人の考えるチームは個ありき、日本人の考えるチームは集団にもかかわらず、それがチームだと考えているからだ。
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PMBOKの功罪はいろいろだと思うが、最大の「罪」はプロジェクトマネジメントを現場の管理技術に限定してしまい、プロジェクトの経営への貢献をないがしろしてしまっていることではないだろうか?もっとも、厳密にはPMBOKに罪はない。むしろ、罪があるのはPMBOKを管理手法だと理解して、そのようにしか使わなかった人たちにあるというべきだろう。
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