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日本のコミュニケーションは「意志を伝える」手段ではない(榎本博明、MP人間科学研究所所長)
【成分】
◆コミュニケーションで相手の出方をうかがう
◆スキルは高くなってもコミュニケーションがよくならない
◆どこに問題があるのか
◆日本的なコミュニケーションなら
◆郷に入れば郷に従え
【効用】
・PM体質改善
リーダーシップ発揮、顧客感度アップ、問題解決能力向上
・PM力向上
ピープルマネジメント力向上、チームをまとめる力の向上、リスク対応力向上
・トラブル緩和
モチベーション向上、チームの士気向上
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【解説】
今回のサプリの出典になっている本をfacebookで紹介したところ、これからはグローバルでオープンな取引をしていくのだから、日本的なコミュニケーションは通用しないという意見を述べた人がいました。
この意見自体は正しいと思うのですが、よく考えておかなくてはならないのは、日本的なコミュニケーションがダメだということではないことです。たとえば、中国では米国流のコミュニケーションは通用しません。
つまり、コミュニケーションのスタイルに正解があるわけではなく、グローバル展開といっても、結局のところ、パワーを持つ人の流儀が通るだけです。言い換えると、日本の企業が力を持っていれば、日本的な流儀が通るわけです。
グローバルな話はさておき、日本の中で仕事をするときに、このことが忘れられているのではないかと思うことがあります。たとえば、顧客とのコミュニケーションがうまくできない。そこで、コミュニケーション研修を受けて、改善しようとする。ところがうまく行かない。場合によっては、改悪になるといった問題をよく耳にします。
冗談みたいな話ですが、コミュニケーション研修でアサーションについて共感を受けた入社6年目のIT企業の社員が、要件定義の取りまとめをやって、顧客を怒らせ、小さなプロジェクトだがキャンセルされたという笑えない話があります。まあ、コミュニケーションの取り方でキャンセルまでいくと、顧客の方もおとなげないとは思いますが、基本的にコミュニケーションスタイルは顧客に合せないとうまく行かないというのが日本の社会です。
今回のサプリは、そんな現実を踏まえて書いてみました。
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